ALBUM
シロイケムリ
捨ててしまおうと何度思ってても近くにいないとなぜか不安になる
合わないし良くないと分かってても愛しく香るから未来が曇る
モヤのようにそこにいるから
手を伸ばし火を着ける
白い煙を掴もうとしても指からすり抜けて見えなくなる
深い眠りに入れた日でも悲しい夢を見たのか涙のあとが残る
離れてもそこから見てるのに近づくと壊れて届かなくなる
見上げても見当たらず
眩しくて目を細めて遠くを探し続ける
幸せは足元にあっても
いらないから踏みつける
ぶつからないように離れないように幸せの足踏みでリズム合わせ
見つからないように隠れないように追い風が吹くのをただただ待っている
白い煙を掴もうとしても指からすり抜けて見えなくなる
そして誰かの体を包み雲のように優しく漂うだろう
深い眠りに入れた日でも悲しい夢を見たのか涙のあとが残る
SIREN
足元見ながら溜息漏れる
矛盾に思う でも笑って過ごす
知らない人が現れて言った
「あなたはもう消える」
光も影もないあの世界へ連れてかれてしまうんだ
風も太陽もいつもそこにある
そんなこの場所にいたい
残りの時間に何ができる?
やっぱり今は君に会いたい…
気づくのが少し遅すぎたね
そう僕はもう消える
サイレンが胸の奥で鳴る前に伝えたいことがあるんだ
だけど聞き慣れた声の響きで言葉飲み込んだ
光も影もないあの世界へ連れてかれてしまうんだ
風も太陽もいつもそこにある
そんなこの場所にいたい
たとえサイレンが鳴っても…
夜空の果て
撫でてくこの風と 照らしてるこの月は
少し暗くて見えない 躓きそうな道でも
明るくて慰めへ導く
でも夜空の果てに僕が見てた未来は
届きそうで届かない
また雲にさえぎられるんだ 今日も
撫でてくこの風と 照らしてるこの月は
手を引いて連れて行く 青く染まるステージへ
眩しくて歌えなくて俯く
今も大人の羽根を付けただけの歌では
変わりそうで変わらない
でも星が出て流れそうだよ 明日は
全てが消えて失われたとしても
みんな必ず未来は残っている
想像するミライは現実
でも夜空の果てに僕が見てた未来は
届きそうで届かない
また雲にさえぎられてる
今も大人の羽根を付けただけの歌では
変わりそうで変わらない
でも星が出て流れそうだよ
いつかまた会いに来ようか 夜空
WAY
上の空で聞いてて分かったような事を言って眠る
目を瞑っても君が脳に侵入してきて
はしゃぎ出す
時々会って心変わりを待って
分かった事は君が「分からない」事だけ
心が膨らんでいて
君が冷たい言葉で突ついてくるから
涙が噴き出している 抑えようとしている
そんなことも知らず君は今日も笑う
伸ばしただけこのゴムは勢いよく戻って絡まる
長く張り続けたから
ボロボロでちぎれてしまうかな
僕の気持ちに気づいているだろうか
知らないフリしてるのか
分からない事だらけ
本当は弱くてもろい
傷付きやすい君だと思ってはいるけど
晴れの日も雨の日も もっと近くで知りたい
君がいるだけで勇敢になれる
散らかった僕の部屋で埋もれながら思った
「独りに慣れすぎたかな…」
濡れた道を歩いてた六月だって
傘をたたむ日もあるように
長すぎた僕たちの助走は
無駄にはならず高く跳べるよ
悲しい大きな壁でも
よじ登ってその上で見つめ合おうよ
滑り落ちそうになっても
そよ風で包まれて重なっていく
二人だけが歩く 長く続く道で
ASH
何をそんなにうつむいてるの
肩を丸めることはない
みんな想ってくれるからこそ
行きたくない場所へと導く
心の奥の虹を架けよう
例えば色が足りなくても
心の外へにじみ出すよ
それをきっと誰かが見ているから
笑顔が溢れてるその中で
泣いて生まれてきたんだから
それが遥かなる遠回りでも
笑って終われるように強くなれ
草木が水を欲しがるように
枯れそうな君は愛を欲しがる
でも水をあげすぎてしまうと
ほとんどのモノが 枯れてしまうんだ
心の奥の虹を架けよう
例えば色が足りなくても
心の奥の虹を架けよう
例えば色が足りなくても
心の外へにじみ出すよ
それをきっと誰かが見ているから
album
溢れてる暗いオーラの人混み中で
光るゲートくぐり抜けて流れに運ばれる
引きずって歩き出したばかりなのに
疲れ果てて今日も溜め息と頭痛が懐く
アルバムの中の自分は今の僕をどう思うだろう
描いていた輝いてる人とは差があるけれど
少しずつ進む自分は間違ってはいないと思う
言い訳をずっと考えてたら今日もまた外は暗くなっていた
嫌な事辛い事を両手に抱えてる
慌ただしい日々をブラインドで隠してる
誰かとの約束がないかと
髪を掻き毟って探したけど見つからないみたいだ
大切な人たちのため生きるって事は解かってる
でも守るべきものが何か解からないで過ごしている
「少しずつ進む自分は間違ってはいないと思う」
未来の僕が言う
明日、どんな日がやってくるだろう
未来の「意味」が待ってくれているだろう